第115回医師国家試験 C30(2021年)
正答:d・e
問題
分娩開始と判断する所見はどれか。2つ選べ。
a.破水
b.児頭の下降
c.子宮口開大の開始
d.陣痛周期が10分以内
e.陣痛頻度が1時間に6回以上
正答の理由
日本の産科で用いる分娩開始の定義は、陣痛周期が10分以内、または1時間に6回以上となった時点です。単なる不規則な張りではなく、規則的な陣痛を評価します。破水や児頭下降、少しの子宮口開大は陣痛開始に先行する場合もあり、それだけではこの定義の分娩開始としません。
各選択肢の検討
a.陣痛に先行する前期破水があるため、破水だけでは分娩開始とはしません。
b.分娩開始前から下降する場合があり、単独では判断しません。
c.分娩開始前から開大することもあり、この所見単独を開始基準とはしません。
d.正しい。規則的な陣痛周期が10分以内となった時点です。
e.正しい。1時間に6回以上の規則的陣痛が基準になります。
覚えるポイント
分娩開始は規則的陣痛10分以内、または1時間6回以上。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第115回医師国家試験問題および正答
- 日本産科婦人科学会:妊娠・出産、陣痛10分ごとの分娩開始
- 人間環境大学:母性看護学、規則的陣痛による分娩開始の定義
- 国立病院機構指宿医療センター:規則的陣痛と連絡の目安
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。