短下肢装具は足関節・足部を制御する|第115回医師国家試験C29

第115回医師国家試験 C29(2021年)

正答:a・c

問題

図(別冊No.5)に示す装具が適応となる疾患はどれか。2つ選べ。

a.下垂足

b.外反母趾

c.内反尖足

d.股関節脱臼

e.膝蓋骨脱臼

下腿から足底までを覆い、下腿・足部に固定帯があるプラスチック製短下肢装具
別冊No.5:装具の写真 / 出典:厚生労働省・第115回C別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

写真は下腿から足底までを支えるプラスチック製短下肢装具〈AFO〉です。足関節の過度な底屈を抑えて下垂足を補助し、内反尖足の肢位を制御するためにも用います。変形の硬さや痙縮、皮膚状態などを評価し、装具の構造・適合を調整します。

画像の見方

装具は膝を越えず、下腿後面から足関節・足底を連続して支える形です。下腿と足部の固定帯で肢位を保つ短下肢装具〈AFO〉と分かります。足関節の底屈や内反を制御する構造から、下垂足と内反尖足が適応です。股関節や膝蓋骨を直接固定する装具ではありません。

各選択肢の検討

a.正しい。足関節背屈が不十分な下垂足でつまずきを減らす目的などに用います。

b.母趾の変形に対して、写真のAFOを代表的装具として選びません。

c.正しい。足関節の底屈・内反を制御する適応があります。

d.股関節の位置を制御する装具とは範囲が異なります。

e.膝蓋骨の安定性を補助する装具とは構造・対象部位が異なります。

覚えるポイント

AFOは膝下から足底を支え、下垂足・内反尖足の足関節を制御する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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