ICFの目的は生活機能を記述する共通枠組み|第115回医師国家試験C8

第115回医師国家試験 C8(2021年)

正答:a

問題

国際生活機能分類〈ICF〉について誤っているのはどれか。

a.統計分類が主目的である。

b.多職種間の共通理解に寄与する。

c.障害を生活機能というプラス面からみる。

d.背景因子には環境因子と個人因子がある。

e.WHOの国際分類ファミリーのひとつである。

正答の理由

ICFは健康や生活機能を記述するための標準的な言語と概念枠組みです。心身機能・身体構造、活動、参加を背景因子との相互作用の中で把握し、多職種や本人・家族の理解を助けます。統計的な利用もありますが、それだけを主目的とする分類と説明するのは不適切です。個人因子も概念上の背景因子ですが、ICFでは環境因子のような詳細な分類コードは設けられていません。

各選択肢の検討

a.誤り(正解)。統計にも用いますが、主眼は生活機能を共通の概念と言語で記述・理解する枠組みです。

b.正しい。医療・介護・福祉などの職種間、本人・家族との共通理解を支えます。

c.正しい。できないことだけでなく、機能や活動・参加などの肯定的側面もとらえます。

d.正しい。環境因子と個人因子が背景因子に含まれます。

e.正しい。WHOの国際分類ファミリーに含まれる基準分類です。

覚えるポイント

ICFは障害だけを数える分類ではなく、生活機能を背景との相互作用で理解する共通言語。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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