強迫行為は不安を一時的に和らげる|第115回医師国家試験B18

第115回医師国家試験 B18(2021年)

正答:c

問題

強迫性障害の患者にみられる強迫行為について正しいのはどれか。

a.行為中の記憶がない。

b.行為は夕方増悪する。

c.行為によって不安は緩和される。

d.患者は行為を合理的であると考えている。

e.「行為をしなさい」という命令が外から頭の中に吹き込まれる。

正答の理由

強迫観念に伴う不安を打ち消すために洗浄や確認などの強迫行為を繰り返します。行為による不安の軽減は一時的で、再び不安が生じて反復が続きます。合理的でないと分かっていても止められないことが多い一方、病識の程度には幅があります。

各選択肢の検討

a.記憶消失は強迫行為の定義的な特徴ではありません。

b.夕方に増悪するという特有の日内変動はありません。

c.正しい。不安は一時的に緩和されます。

d.不合理・過剰と認識することが多いものの、病識の乏しい例もあります。

e.外から考えを入れられる体験は、強迫観念・強迫行為そのものとは異なります。

覚えるポイント

不安→強迫行為→一時的軽減→再び不安、という反復を捉える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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