S状結腸切除後の骨盤内ドレナージ|第115回医師国家試験A2

第115回医師国家試験 A2(2021年)

正答:a

問題

S状結腸切除後の腹腔内ドレナージを目的としたドレーン先端の留置部位として適切なのはどれか。

a.Douglas 窩

b.Morrison 窩

c.Winslow 孔

d.左横隔膜下

e.右横隔膜下

正答の理由

S状結腸切除部に近い骨盤内の低い位置へ排液を導く部位として、選択肢ではDouglas窩が適切です。厳密な解剖学用語ではDouglas窩は女性の直腸子宮窩を指し、男性で対応する低位の腹膜陥凹は膀胱直腸窩です。術後全例に予防的ドレーンが必要という意味ではなく、本問は留置する場合の解剖を問うものです。

各選択肢の検討

a.正しい。骨盤内の液体が貯留しやすい低位の腔です。

b.肝と右腎の間にある上腹部の腔で、S状結腸切除部から離れます。

c.網囊と大腹膜腔の交通部で、骨盤内の排液先ではありません。

d.左上腹部の部位で、提示された術野の排液先として適しません。

e.右上腹部の部位で、骨盤内の排液先として適しません。

覚えるポイント

骨盤内手術の排液部位を腹膜腔の解剖で考える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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