早産児における高濃度酸素の合併症|第114回医師国家試験F30

第114回医師国家試験 F30(2020年)

正答:c・e

問題

高濃度酸素が誘因となる早産児の合併症はどれか。2つ選べ。

a.壊死性腸炎

b.頭蓋内出血

c.慢性肺疾患

d.未熟児貧血

e.未熟児網膜症

正答の理由

発育途中の肺や網膜は酸素の影響を受けやすく、高濃度酸素への曝露は慢性肺疾患や未熟児網膜症のリスクに関わります。酸素は必要な治療でもあり、単に投与を避けるのではなく、目標酸素化に合わせて濃度を調整します。

各選択肢の検討

a.誤り。壊死性腸炎は早産児の重要な合併症ですが、この選択肢群で高濃度酸素の代表的合併症として選ぶものではありません。

b.誤り。頭蓋内出血は未熟な脳血管や循環の変動などが関わります。高濃度酸素との代表的対応ではc・eを選びます。

c.正しい。未熟な肺に対する酸素や人工呼吸による障害は、気管支肺異形成などの慢性肺疾患に関わります。

d.誤り。未熟児貧血には造血反応の未熟性、赤血球寿命、採血などが関与します。

e.正しい。過剰な酸素化は網膜血管の発育異常に関わり、未熟児網膜症のリスクとなります。

覚えるポイント

高濃度酸素と早産児では、慢性肺疾患・未熟児網膜症を押さえる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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