高齢者虐待とベッド柵の扱い|第114回医師国家試験F18

第114回医師国家試験 F18(2020年)

正答:c

問題

高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律で規定される養護者による行為で、高齢者虐待にあてはまらないのはどれか。

a.食事の提供を拒絶する。

b.わいせつな行為をする。

c.就寝時にベッド柵で囲む。

d.排泄物の処理を拒絶する。

e.本人の財産を許諾なく処分する。

正答の理由

公式正答はcです。他の選択肢は介護・世話の放棄、性的虐待、経済的虐待に対応します。一方、就寝時に柵を設置したという記載だけでは、目的や本人の行動制限の程度が示されていません。ただし、自分で降りられないように囲うことは身体拘束に当たり得ます。「ベッド柵なら虐待ではない」と一般化してはいけません。

各選択肢の検討

a.誤り。必要な食事を提供しないことは、介護・世話の放棄や放任に当たります。

b.誤り。高齢者へのわいせつな行為は性的虐待です。

c.本問の正答。ただし、不必要に移動を妨げる囲い方や、適正な手続を経ない身体拘束は虐待に該当し得ます。柵の使用目的、代替手段、本人の状態を個別に評価します。

d.誤り。必要な排泄の世話を拒むことは、介護・世話の放棄や放任に当たります。

e.誤り。本人の財産を不当に処分することは経済的虐待です。

覚えるポイント

公式正答cと、行動を制限するベッド柵の身体拘束・虐待リスクを区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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