感染性心内膜炎の疣贅検出と経食道心エコー|第114回医師国家試験F4

第114回医師国家試験 F4(2020年)

正答:d

問題

感染性心内膜炎の疣贅を検出する感度が最も高いのはどれか。

a.心臓MRI

b.胸部造影CT

c.経胸壁心エコー検査

d.経食道心エコー検査

e.MIBG心筋シンチグラフィ

正答の理由

選択肢の中では経食道心エコー検査が最も高感度です。食道側から心臓に近い位置で観察するため、経胸壁心エコーでは見えにくい小さな疣贅や人工弁周囲の評価に役立ちます。ただし、高感度であることと最初に行う検査は区別し、通常は経胸壁心エコーから評価します。陰性でも疑いが強ければ再検査や他の画像検査を組み合わせます。

各選択肢の検討

a.誤り。心筋や心機能の評価に有用ですが、疣贅検出で経食道心エコーを上回る標準検査ではありません。

b.誤り。心臓CTは弁周囲膿瘍などの評価を補完しますが、疣贅の検出感度が最も高い選択肢ではありません。

c.誤り。非侵襲的な初期評価として重要ですが、疣贅の検出感度は一般に経食道心エコーより低くなります。

d.正しい。疣贅の検出感度が高く、経胸壁心エコーで不明瞭な場合や人工弁・デバイス関連感染が疑われる場合にも用います。

e.誤り。主に心臓交感神経機能を評価する検査で、疣贅の検出を目的としません。

覚えるポイント

疣贅の検出感度は経食道心エコーが高い。初期検査は経胸壁心エコー。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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