失神の初期評価と心電図|第114回医師国家試験E24

第114回医師国家試験 E24(2020年)

正答:c

問題

70歳台の女性が初めての失神を主訴に救急外来を受診した。

血糖測定とともにまず行うべき検査はどれか。

a.脳波検査

b.頸椎MRI

c.心電図検査

d.頸動脈エコー検査

e.胸部エックス線撮影

正答の理由

失神の初期評価では、病歴、診察、血圧評価とともに12誘導心電図を行います。高齢者では徐脈、房室ブロック、頻脈性不整脈などの心原性失神を見逃さないことが重要です。血糖測定は低血糖による意識消失との鑑別に役立ちます。

各選択肢の検討

a.誤り。てんかんを疑う病歴などがある場合に検討しますが、失神の初期検査として一律に優先しません。

b.誤り。頸椎疾患を疑う所見のない失神で、最初に行う検査ではありません。

c.正しい。危険な不整脈や伝導障害などの手掛かりを確認します。

d.誤り。頸動脈狭窄を調べる検査であり、神経症状などのない単独の失神の初期検査としては優先しません。

e.本問では選ばない。心不全や呼吸器疾患などが疑われるときに追加しますが、まず優先するのは心電図です。

覚えるポイント

失神の初期評価は病歴・診察・起立時血圧・12誘導心電図。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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