腹膜刺激徴候は必要最小限の負担で確認する|第114回医師国家試験E11

第114回医師国家試験 E11(2020年)

正答:e

問題

触診による腹膜刺激徴候の確認で誤っているのはどれか。

a.患者の表情に注意する。

b.自発痛がない部位から始める。

c.打診で痛みを訴える部位には慎重に行う。

d.腹膜刺激が顕著な部位の触診は必要最小限にする。

e.反跳痛〈rebound tenderness〉は手掌全体で押さえて確認する。

正答の理由

腹部診察は痛みの少ない部位から始め、患者の表情も観察します。反跳痛は指腹で局所に静かに圧を加えた後、離した際の痛みを評価します。手掌全体で押さえるという記述は適切ではありません。既に明らかな腹膜刺激所見があれば、苦痛の強い確認を繰り返しません。

各選択肢の検討

a.痛みや防御反応を把握するため重要です。

b.痛みの強い場所を最初に刺激しないようにします。

c.打診でも痛む場合は、強い触診を避け慎重に評価します。

d.患者の負担を避け、必要な所見を得る範囲にとどめます。

e.誤り。指腹で局所に圧を加えて離した際の痛みを確認する方法であり、手掌全体で押さえるという記述は適切ではありません。

覚えるポイント

腹膜刺激徴候は必要最小限の負担で確認する

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第114回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました