第114回医師国家試験 D6(2020年)
正答:d
問題
感染症と抗菌薬の組合せで誤っているのはどれか。
| 選択肢 | 感染症 | 抗菌薬 |
|---|---|---|
| a | オウム病 | ミノサイクリン |
| b | 放線菌症 | アンピシリン |
| c | ノカルジア症 | ST合剤 |
| d | 緑膿菌感染症 | セファゾリン |
| e | レジオネラ症 | レボフロキサシン |
正答の理由
セファゾリンは第1世代セフェムで、緑膿菌を治療するための抗菌薬ではありません。緑膿菌感染症では感染部位・重症度と薬剤感受性等に応じ、抗緑膿菌活性を持つ薬を選択します。
各選択肢の検討
a.テトラサイクリン系が治療選択肢となります。年齢・妊娠等も考慮します。
b.ペニシリン系が基本となり、感染部位等に応じ投与法と期間を決めます。
c.ST合剤が治療選択肢です。菌種・感受性や中枢神経感染、重症度によって併用等を検討します。
d.誤り。セファゾリンに抗緑膿菌活性は期待できません。
e.細胞内移行性を持つニューキノロン系が治療選択肢です。
覚えるポイント
セファゾリンと抗緑膿菌セフェムを区別する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第114回医師国家試験問題および正答
- DailyMed:セファゾリン添付文書・抗菌活性
- CDC:オウム病の治療
- PMDA・アンピシリン適応菌種と放線菌症(公知申請品目資料)
- CDC EID原著・侵襲性ノカルジア感染の治療と感受性
- PMDA・レボフロキサシン電子添文
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。