第114回医師国家試験 D3(2020年)
正答:e
問題
乳幼児揺さぶられ症候群〈Shaken Baby Syndrome〉を疑った場合、確認すべき眼所見はどれか。
a.眼瞼炎
b.白内障
c.緑内障
d.角膜白斑
e.網膜出血
正答の理由
虐待性頭部外傷が疑われる乳幼児では、眼科医による眼底評価で網膜出血の有無・分布・層などを確認します。網膜出血は重要な所見ですが、それだけで虐待や受傷機序を確定せず、病歴・全身所見・画像・他の原因を総合します。
各選択肢の検討
a.眼瞼の炎症で、本問で確認すべき代表的な眼底所見ではありません。
b.水晶体の混濁で、網膜出血とは部位・意味が異なります。
c.眼圧等による視神経障害を来す疾患で、本問の代表所見ではありません。
d.角膜混濁であり、虐待性頭部外傷の眼底評価とは異なります。
e.正しい。網膜出血を確認します。出血の存在のみから受傷機序を断定しません。
覚えるポイント
網膜出血は重要だが、虐待性頭部外傷の診断は総合評価。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。