第114回医師国家試験 D2(2020年)
正答:a
問題
高齢者において霰粒腫との鑑別を要するのはどれか。
a.脂腺癌
b.乳頭腫
c.麦粒腫
d.基底細胞癌
e.ぶどう膜腫瘍
正答の理由
脂腺癌はマイボーム腺等に由来する眼瞼の悪性腫瘍で、霰粒腫に似た結節として現れることがあります。高齢者の反復・難治性、非典型的な霰粒腫様病変では重要な鑑別です。必要に応じ病理診断を行います。
各選択肢の検討
a.正しい。難治性・再発性の霰粒腫に似る眼瞼悪性腫瘍として注意します。
b.眼瞼に生じますが、設問で特に警戒すべき悪性の模倣病変は脂腺癌です。
c.通常は急性の疼痛・発赤を伴う感染性病変です。
d.眼瞼悪性腫瘍の鑑別には含まれますが、霰粒腫様の病変で特に問題となるのは脂腺癌です。
e.主に眼球内の腫瘍で、眼瞼の霰粒腫様結節とは発生部位が異なります。
覚えるポイント
高齢者の繰り返す霰粒腫様結節は、脂腺癌を見逃さない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。