年齢群別の自殺死亡率の推移|第114回医師国家試験C20

第114回医師国家試験 C20(2020年)

正答:e

問題

日本人男性の1947年から2016年までのある死因についての年齢群別死亡率(人口10万対)の推移(別冊No.2)を別に示す。

死因はどれか。

a.悪性新生物

b.脳血管疾患

c.肺炎

d.不慮の事故

e.自殺

日本人男性の20〜79歳の年齢群別死亡率を1947〜2016年で比較した折れ線グラフ
別冊No.2:年齢群別死亡率の推移 / 出典:厚生労働省・第114回C別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

若年男性の1950年代の山、中年男性の1980年代の山、1990年代末以降の急増という複数の時期の変動は、自殺死亡率の特徴です。高齢群だけの増減ではなく、複数の年齢群が同じ時期に上昇する点を読み取ります。

画像の見方

20〜29歳では1950年代半ばに高い山があり、その後いったん低下しています。40〜59歳では1980年代半ばと1990年代末以降に山がみられ、70〜79歳は長期的には低下しています。これらの年代ごとの変動を自殺死亡率の推移と対応させます。

各選択肢の検討

a.主に加齢による死亡率の差が大きく、この特徴的な複数の山を説明しません。

b.長期的な低下などが重要で、提示された年代ごとの山とは一致しません。

c.高齢者での死亡率が高いことだけでは、このグラフ全体の変動を説明できません。

d.交通事故等の推移と区別します。本図の1950年代・1980年代・1990年代末以降の山は自殺に対応します。

e.正しい。年齢層ごとの特徴的な自殺死亡率の推移です。

覚えるポイント

年齢別の差と、複数の年齢群に共通する年代変化を併せて読む。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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