第114回医師国家試験 C8(2020年)
正答:d
問題
皮膚病変と疑うべき疾患の組合せで正しいのはどれか。
| 選択肢 | 皮膚病変 | 疑うべき疾患 |
|---|---|---|
| a | Sweet病 | 慢性膵炎 |
| b | 環状肉芽腫 | 甲状腺機能亢進症 |
| c | 壊疽性膿皮症 | Fabry病 |
| d | 浮腫性硬化症 | 糖尿病 |
| e | 脛骨前粘液水腫 | 潰瘍性大腸炎 |
正答の理由
浮腫性硬化症は項部から上背部などの皮膚が硬く厚くなる疾患で、糖尿病との関連が知られています。糖尿病に伴う皮膚病変として捉える組合せdが正答です。感染後や単クローン性蛋白血症に関連する病型もあり、すべてが糖尿病性という意味ではありません。
各選択肢の検討
a.Sweet病では発熱・疼痛性紅斑があり、血液疾患や炎症性疾患などを検討します。慢性膵炎は代表的対応ではありません。
b.環状肉芽腫では糖代謝異常等との関連が検討されています。甲状腺機能亢進症の代表的な皮膚病変は脛骨前粘液水腫で、本問の正答はdです。
c.壊疽性膿皮症は炎症性腸疾患などと関連します。Fabry病では被角血管腫が代表的です。
d.正しい。糖尿病性浮腫性硬化症として知られています。
e.脛骨前粘液水腫は主にBasedow病に伴う甲状腺皮膚症です。
覚えるポイント
浮腫性硬化症―糖尿病、脛骨前粘液水腫―Basedow病。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。