第114回医師国家試験 C3(2020年)
正答:c
問題
乳児の心肺蘇生法で正しいのはどれか。
a.胸骨圧迫の深さは胸の厚さの約1/2である。
b.胸骨圧迫は60〜80回/分の速さで行う。
c.死戦期呼吸を認めたら蘇生行為を開始する。
d.2人の救助者で行う場合の胸骨圧迫と人工呼吸の比は30:2である。
e.脈拍の触知は大腿動脈で行う。
正答の理由
死戦期呼吸は正常な呼吸ではありません。反応がなく正常な呼吸がない乳児では、応援・救急通報・AED手配と蘇生を開始します。医療者が10秒以内に確実な脈拍を確認できなければ胸骨圧迫を開始し、脈拍が確実にある場合は人工呼吸などを行います。乳児の圧迫は胸の厚さの約1/3、毎分100〜120回が基本です。
各選択肢の検討
a.誤り。胸の厚さの約1/3が目安です。
b.誤り。毎分100〜120回です。
c.正しい。死戦期呼吸を正常呼吸と誤認して蘇生を遅らせません。
d.誤り。小児・乳児で訓練された救助者が2人以上なら15:2です。
e.誤り。乳児の脈拍確認には上腕動脈を用います。
覚えるポイント
死戦期呼吸は正常呼吸ではない。乳児の圧迫は約1/3、100〜120回/分。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。