転倒に関わる感覚・運動機能|第114回医師国家試験B25

第114回医師国家試験 B25(2020年)

正答:a

問題

高齢者の転倒のリスクファクターでないのはどれか。

a.嗅覚障害

b.筋力低下

c.視覚障害

d.深部知覚低下

e.前庭機能障害

正答の理由

2020年の本問は、姿勢・歩行制御に直接関わる筋力、視覚、深部知覚、前庭機能の障害との比較で嗅覚障害を選ぶ問題で、公式正答はaです。ただし、その後の観察研究では嗅覚障害と平衡機能障害・転倒との関連も報告されています。現在の医学として嗅覚障害が転倒と無関係だと断定することはできません。

各選択肢の検討

a.公式正答です。本問では直接的な姿勢制御機能との対比で選びます。嗅覚障害と転倒リスクの関連を示す観察研究があり、完全な無関係とは扱いません。

b.立位保持や足の踏み出し、つまずいた時の反応が不十分となり、転倒しやすくなります。

c.障害物や段差などの把握が難しくなり、転倒リスクを高めます。

d.関節の位置や動きを把握しにくくなり、姿勢制御が不安定になります。

e.平衡・姿勢制御の障害やめまいにより、転倒リスクが高まります。

覚えるポイント

公式正答と、その後の研究で示された関連を区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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