第114回医師国家試験 B19(2020年)
正答:a
問題
溶血性貧血でみられるのはどれか。
a.黄疸
b.徐脈
c.匙状爪
d.眼球突出
e.拡張期心雑音
正答の理由
赤血球の破壊が亢進すると、ヘモグロビン由来のビリルビン産生が増え、主に間接ビリルビン高値と黄疸を生じます。溶血性貧血では網赤血球増加、LD上昇、ハプトグロビン低下なども診断の参考になります。
各選択肢の検討
a.正しい。溶血でビリルビン産生が増えるため黄疸が見られます。
b.貧血に伴う代償性の変化としては、一般に徐脈より頻脈が問題になります。
c.鉄欠乏性貧血で見られることがある所見です。溶血性貧血の代表的所見ではありません。
d.Basedow病等で考える所見です。
e.貧血による高拍出状態では収縮期の機能性雑音が生じ得ますが、拡張期雑音は別の病態を検討します。
覚えるポイント
溶血は赤血球破壊の指標と骨髄の代償反応を合わせて評価する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。