脳梗塞を示唆する突然発症|第114回医師国家試験B18

第114回医師国家試験 B18(2020年)

正答:b

問題

1週前からの左上下肢のしびれを主訴に60歳台の男性が来院した。

原因として脳梗塞を最も示唆するのはどれか。

a.「以前に同じような症状があった」

b.「症状の出現は突然であった」

c.「症状の変動はなかった」

d.「頭痛は伴わなかった」

e.「発熱はなかった」

正答の理由

片側の上下肢の神経症状が突然出現したという時間経過は、脳血管障害を強く示唆します。脳梗塞を考える上で、単に頭痛や発熱がないことよりも突然発症という情報が重要です。突然発症だけで出血と梗塞を区別することはできず、診察・画像検査が必要です。

各選択肢の検討

a.反復発作は一過性脳虚血発作等でも起こりますが、他の原因もあり、これだけでは最も特異的な情報ではありません。

b.正しい。突然の局所神経症状は脳卒中を疑う重要な経過です。

c.脳梗塞でも症状が変動・進行することがあり、変動がないことだけでは強く示唆しません。

d.脳梗塞では頭痛を欠くことも多いものの、頭痛がない疾患は数多くあります。

e.発熱がないことは感染症の可能性を考える参考ですが、脳梗塞に特有ではありません。

覚えるポイント

局所神経症状では発症時刻と突然か徐々かを確認する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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