胎児心拍数の基線細変動消失|第114回医師国家試験B10

第114回医師国家試験 B10(2020年)

正答:e

問題

胎児心拍数陣痛図において、胎児の健康状態の悪化が最も懸念される所見はどれか。

a.一過性頻脈

b.早発一過性徐脈

c.変動一過性徐脈

d.基線細変動増加

e.基線細変動消失

正答の理由

基線細変動は胎児自律神経系などの働きを反映し、その消失は低酸素・アシドーシス等を懸念する所見です。選択肢の中で最も注意が必要です。薬剤や胎児の状態なども影響するため、消失だけで原因を確定せず、持続時間や徐脈、母体の状態を総合評価します。

各選択肢の検討

a.一般に胎児の反応性が保たれていることを示す所見です。

b.典型的には児頭圧迫に伴い、単独では低酸素を強く示しません。

c.臍帯圧迫で起こり、反復・遷延・回復遅延などがあれば注意します。すべて同じ重症度ではありません。

d.長時間の著明な増加は異常として評価しますが、本問で最も懸念される選択肢は細変動の消失です。

e.正しい。胎児の状態を速やかに再評価すべき所見です。

覚えるポイント

基線細変動消失は、波形全体と臨床状況を確認して迅速に対応する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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