説明と同意の法的根拠|第114回医師国家試験B8

第114回医師国家試験 B8(2020年)

正答:a

問題

インフォームド・コンセントについて誤っているのはどれか。

a.医師法に定められている。

b.患者の自己決定権の行使が目的である。

c.代替可能な治療法についても提示する。

d.同意はいつでも撤回することができる。

e.医療従事者側からの十分な説明が前提である。

正答の理由

患者への適切な説明と理解を得る努力義務を定めているのは、医師法ではなく医療法第1条の4第2項です。説明と同意は、患者が情報を理解し、自分の価値観に基づいて医療を選ぶための過程です。

各選択肢の検討

a.誤り。説明と理解に関する明文の規定は医療法にあります。

b.正しい。患者自身が納得して医療を選択できるようにします。

c.正しい。選択可能な代替治療や治療しない場合の見通しも含めて説明します。

d.正しい。同意後も意思を変更できます。ただし、既に終わった不可逆的処置を遡って元に戻すという意味ではありません。

e.正しい。理解できる説明を行い、質問の機会を確保した上で意思を確認します。

覚えるポイント

医師法と医療法を区別し、同意書の署名だけを説明と同意の完了とみなさない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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