児童虐待が疑われた場合の通告|第114回医師国家試験B5

第114回医師国家試験 B5(2020年)

正答:d

問題

虐待が疑われる小児を診察した際の対応として適切なのはどれか。

a.学校に連絡する。

b.警察へ通報する。

c.虐待の事実を立証する。

d.児童相談所に通告する。

e.親に事実関係を確認する。

正答の理由

虐待を受けたと思われる児童を発見した場合は、確証や保護者の同意を待たず、児童相談所等へ速やかに通告します。守秘義務は通告を妨げません。診療と安全確保を優先し、生命に危険が迫るなどの状況では警察への通報も併せて行います。

各選択肢の検討

a.学校との連携が必要なことはありますが、通告先としてまず選ぶ対応ではありません。

b.切迫した危険や犯罪への対応として必要になり得ますが、虐待の疑いに対する法定の通告先として本問では児童相談所を選びます。

c.通告に虐待の立証は必要なく、証拠が揃うまで遅らせません。

d.正しい。児童相談所等へ速やかに通告します。

e.保護者から情報を得ることはあっても、親への確認や同意を通告の前提にしません。子どもの安全を優先します。

覚えるポイント

虐待は疑いの段階で通告し、医療者だけで確定しようとしない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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