急性喉頭蓋炎と緊急気道確保|第114回医師国家試験B2

第114回医師国家試験 B2(2020年)

正答:d

問題

緊急気管切開を考慮すべき疾患はどれか。

a.肺水腫

b.緊張性気胸

c.過換気症候群

d.急性喉頭蓋炎

e.声帯ポリープ

正答の理由

急性喉頭蓋炎では喉頭蓋周囲の浮腫により上気道が急速に閉塞することがあります。重症度に応じて専門家による気道確保を準備し、挿管困難などの状況では外科的気道確保を考慮します。全例に気管切開を行うという意味ではありません。

各選択肢の検討

a.肺胞内への液体貯留が主病態で、酸素化・換気の補助と原因治療を行います。上気道を迂回する気管切開が基本治療ではありません。

b.緊急に必要なのは胸腔の減圧と胸腔ドレナージです。

c.通常は物理的な上気道閉塞を伴わず、気管切開の適応ではありません。

d.正しい。進行する喉頭浮腫による窒息の危険があり、緊急の外科的気道確保も考慮します。

e.嗄声の原因になりますが、一般的な声帯ポリープで緊急気管切開を必要とすることは通常ありません。

覚えるポイント

急性喉頭蓋炎では検査より先に気道の安全性を評価する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第114回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました