妊娠計画時のメトトレキサート中止|第114回医師国家試験A11

第114回医師国家試験 A11(2020年)

正答:d

問題

挙児希望のある関節リウマチの女性に対して、妊娠前にあらかじめ中止すべき治療薬はどれか。

a.タクロリムス

b.インドメタシン

c.エタネルセプト

d.メトトレキサート

e.サラゾスルファピリジン

正答の理由

メトトレキサートは胎児への毒性・催奇形性のため妊娠前に中止し、必要な休薬・避妊期間を設けます。妊娠を希望した時点で、疾患の活動性を保ちながら妊娠と両立できる治療へ調整します。他の薬剤も全ての妊娠時期に無条件に安全という意味ではありません。

各選択肢の検討

a.妊娠中にも必要に応じて使用を検討できる薬剤ですが、母体の血圧・腎機能等の監視が必要です。

b.NSAIDは排卵や妊娠週数に応じた制約があります。妊娠後の使用を安易に続けるという意味ではありませんが、本問で明確に妊娠前中止すべき薬剤はdです。

c.疾患活動性や妊娠時期を考慮して使用継続を検討できるTNF阻害薬です。

d.正しい。妊娠前に中止し、国内添付文書・専門指針に従って休薬と避妊を行います。

e.妊娠に際して使用可能な選択肢ですが、葉酸補充などを含めて調整します。

覚えるポイント

妊娠を計画する段階でMTXを中止し、病勢を保てる治療へ移行する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第114回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました