第114回医師国家試験 A9(2020年)
正答:e
問題
閉塞性睡眠時無呼吸症候群の患者で罹患リスクの高い疾患または病態に含まれないのはどれか。
a.心不全
b.突然死
c.高血圧症
d.心房細動
e.収縮性心膜炎
正答の理由
閉塞性睡眠時無呼吸では間欠的低酸素や覚醒反応、交感神経活性化、胸腔内圧の変動などが起こり、心血管疾患と関連します。高血圧、心不全、心房細動や突然死リスクとの関連が知られますが、心膜の線維化による収縮性心膜炎は代表的な関連疾患ではありません。
各選択肢の検討
a.睡眠時無呼吸は心不全と関連し、病態を悪化させる要因になり得ます。
b.重症度や低酸素と突然死リスクの関連が報告されています。
c.治療抵抗性高血圧を含めて重要な関連があります。
d.心房細動の発症・再発との関連があります。
e.正答です。心膜の肥厚・線維化で拡張が障害される病態で、OSAの典型的な合併症ではありません。
覚えるポイント
OSAでは低酸素と交感神経活性化に伴う心血管リスクを考える。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。