甲状腺全摘後の低カルシウム性テタニー|第114回医師国家試験A6

第114回医師国家試験 A6(2020年)

正答:c

問題

甲状腺全摘術後に発症したテタニーに対し、直ちに投与すべきなのはどれか。

a.抗甲状腺薬

b.抗けいれん薬

c.カルシウム製剤

d.ビスホスホネート製剤

e.活性型ビタミンD製剤

正答の理由

甲状腺全摘時の副甲状腺損傷・血流障害などでPTH分泌が低下すると、低カルシウム血症からテタニーを来します。症状を伴う急性低カルシウム血症にはカルシウム製剤を静脈内投与し、心電図を監視します。急速すぎる投与や血管外漏出を避け、Ca・Mg等と原因も評価します。

各選択肢の検討

a.甲状腺ホルモン過剰を治療する薬剤で、低Caを是正しません。

b.けいれん様症状の原因となる低Caの補正が必要です。

c.正しい。急性の症候性低Caを直接補正します。

d.Caを低下させる方向に働き、適切ではありません。

e.継続的な低Ca管理に重要ですが、直ちに症状を抑える静注Caの代わりにはなりません。

覚えるポイント

甲状腺全摘後のテタニーは副甲状腺機能低下による低Caを疑う。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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