欠乏症と味覚異常|第114回医師国家試験A5

第114回医師国家試験 A5(2020年)

正答:b

問題

病態や疾患と欠乏が疑われる微量元素やビタミンとの組合せで正しいのはどれか。

選択肢 疾患・病態 欠乏する栄養素
a 匙状爪 銅
b 味覚異常 亜鉛
c 出血傾向 ビタミンA
d ペラグラ ビタミンB2
e 骨軟化症 ビタミンC

正答の理由

亜鉛は味覚に関与し、欠乏すると味覚異常を生じます。味覚異常には薬剤や口腔疾患など多くの原因があるため、全例を亜鉛欠乏とはしません。ほかの選択肢では、代表的な欠乏栄養素の組合せが異なります。

各選択肢の検討

a.匙状爪は代表的には鉄欠乏性貧血で見られます。

b.正しい。亜鉛欠乏は味覚異常の原因になります。

c.凝固因子の活性化に関わるビタミンK欠乏が代表的です。ビタミンC欠乏でも出血傾向を来します。

d.ペラグラはナイアシン(ビタミンB3)欠乏です。

e.ビタミンD欠乏やリン代謝異常などを考えます。ビタミンC欠乏の代表は壊血病です。

覚えるポイント

味覚異常―亜鉛、ペラグラ―ナイアシンを対応させる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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