本人の同意に基づく主治医と産業医の連携|第113回医師国家試験F46

第113回医師国家試験 F46(2019年)

正答:b

問題

35歳の女性。 6か月前に右乳癌のため乳房部分切除を行った。現在は通院で抗癌化学療法を行っており病状は安定している。事務職として勤務していたが、手術後は休職している。本人から、現在復職に向けて職場に相談しており、病状や今後の治療について職場へ説明してほしいとの希望があった。患者の職場には嘱託の産業医がいる。

適切な対応はどれか。

a.職場の同僚に説明する。

b.職場の産業医に説明する。

c.自分で説明するように伝える。

d.労働基準監督署の許可が必要と伝える。

e.家族の同意がないと職場に連絡できないと伝える。

正答の理由

患者本人が復職に向けた情報提供を希望しており、病状・治療予定と業務上の配慮をつなぐ職場の産業医へ説明することが適切です。本人の同意を確認し、目的に必要な範囲で健康情報を共有します。病名等を同僚全体へ無条件に伝えることとは異なります。

各選択肢の検討

a.同僚への病状説明を優先する必要はなく、本人の意向とプライバシーに配慮します。

b.正しい。産業医は就業上の配慮を検討し、主治医と職場をつなぎます。

c.本人の説明だけに任せず、希望に沿って主治医も必要な情報提供を支援します。

d.労働基準監督署の許可を前提とする制度ではありません。

e.意思決定能力のある成人本人の同意が中心で、家族の同意を一律に要しません。

覚えるポイント

復職支援は本人の同意の下で主治医と産業医が連携。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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