ベンゾジアゼピン系睡眠薬の転倒と前向健忘|第113回医師国家試験F41

第113回医師国家試験 F41(2019年)

正答:a・d

問題

ベンゾジアゼピン系睡眠薬で起こりやすい有害事象はどれか。2つ選べ。

a.転倒

b.失語

c.企図振戦

d.前向健忘

e.アカシジア

正答の理由

ベンゾジアゼピン系睡眠薬では、鎮静・ふらつき・筋弛緩等に伴う転倒と、服用後の出来事を記憶できない前向健忘が問題となります。特に高齢者や夜間に起きて活動する場合は注意が必要です。

各選択肢の検討

a.正しい。眠気、ふらつき、筋緊張低下等により転倒しやすくなります。

b.失語は言語機能の障害であり、本系統の代表的な有害事象として選びません。舌のもつれや鎮静による会話困難とは区別します。

c.主に小脳系の障害でみられる所見で、本問で選ぶ典型的な副作用ではありません。

d.正しい。薬剤の作用下に起きた出来事の記憶が形成されにくくなることがあります。

e.典型的には抗精神病薬等のドパミン系への作用と関連する静座不能で、本問の代表的な2つには含めません。

覚えるポイント

睡眠薬の「眠気」だけでなく、転倒と服用後の記憶欠落に注意します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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