筋の器質的短縮による拘縮|第113回医師国家試験F10

第113回医師国家試験 F10(2019年)

正答:d

問題

骨格筋の器質的な短縮によって生じるのはどれか。

a.強剛

b.強直

c.痙縮

d.拘縮

e.振戦

正答の理由

筋や腱などの組織に構造的な短縮・変化が起き、関節可動域が制限される状態が拘縮です。筋緊張の神経学的異常による抵抗や、不随意の筋収縮とは区別します。

各選択肢の検討

a.強剛はパーキンソニズム等でみられる筋緊張亢進で、器質的短縮を定義としません。

b.強直は持続する筋収縮や関節の固着等を指す用語ですが、本問の筋の器質的短縮による可動域制限は拘縮です。

c.痙縮は上位運動ニューロン障害に伴う、伸張速度に依存する筋緊張亢進です。長期化して二次性拘縮を来すことはあります。

d.正しい。構造的な短縮による可動域制限です。

e.振戦は律動的・往復性の不随意運動で、筋の器質的短縮ではありません。

覚えるポイント

神経性の筋緊張亢進と、組織が短くなった拘縮を分ける。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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