第113回医師国家試験 E9(2019年)
正答:e
問題
双極性障害でみられる思考障害はどれか。
a.連合弛緩
b.滅裂思考
c.思考途絶
d.言語新作
e.観念奔逸
正答の理由
双極性障害の躁状態では思考の速度が上がり、連想に従って話題が次々と移る観念奔逸がみられます。関連が追えることもありますが、話が速く注意がそれやすいため、まとまりにくくなります。
各選択肢の検討
a.考え同士の意味的なつながりが緩む状態で、統合失調症等の思考形式の障害で重視されます。
b.思考のまとまりや関連が著しく失われ、話の意味を理解しにくい状態です。
c.思考の流れが急に途切れる状態で、観念が次々に浮かぶ奔逸とは異なります。
d.本人独自の新しい語を作って用いる現象です。
e.正しい。躁状態の思考促迫・多弁に伴う代表的な所見です。
覚えるポイント
躁状態の「考えが次々浮かぶ」「話題が飛ぶ」は観念奔逸。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。