診療情報の適切な閲覧と医師の職業倫理|第113回医師国家試験E1

第113回医師国家試験 E1(2019年)

正答:d

問題

医師の職業倫理に反するのはどれか。

a.他の医師の不適切な医療行為に対して忠告する。

b.患者からのセカンドオピニオンの求めに応じる。

c.認定を受けた専門医資格をホームページに掲載する。

d.自身の業務に関係のない患者の電子カルテを閲覧する。

e.判断能力のない患者の利益擁護者に病状や治療内容を説明する。

正答の理由

電子カルテには患者の秘密が含まれます。閲覧できる権限があっても、診療・適切な業務等の目的なく興味本位で閲覧することは、患者のプライバシーと秘密保持に反します。

各選択肢の検討

a.患者の安全を守るため、不適切な行為を指摘して改善を求めることは適切です。必要に応じ組織の手続で報告します。

b.患者が別の医師の意見を求める権利を尊重します。

c.事実に即して専門資格を適切に表示する行為自体は倫理違反ではありません。表示は広告に関する規則にも従います。

d.本問の正答。業務上の必要性のない閲覧は、権限があることだけでは正当化されません。

e.患者の意思・最善の利益と秘密保持に配慮し、適切な代理人に必要な説明をします。本人も能力に応じ意思決定に参加します。

覚えるポイント

閲覧権限があることと、閲覧する正当な目的があることは別です。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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