β遮断薬による喘息増悪|第113回医師国家試験D6

第113回医師国家試験 D6(2019年)

正答:b

問題

成人で喘息の増悪をきたす可能性が最も高い薬剤はどれか。

a.利尿薬

b.β遮断薬

c.ヒスタミンH1受容体拮抗薬

d.塩基性非ステロイド性抗炎症薬

e.アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬

正答の理由

β遮断薬、特に非選択的な薬剤は、気道のβ2受容体を遮断して気管支収縮を起こし、喘息を悪化させることがあります。点眼薬でも注意が必要です。心血管疾患に対する利益がある場合は、薬剤の選択性や必要性を踏まえて専門医の管理下で個別に判断します。

各選択肢の検討

a.誤り。提示薬群の中で、β受容体遮断による気管支収縮を起こす代表ではありません。

b.正しい。気道のβ2受容体遮断によって喘息が悪化しえます。

c.誤り。抗ヒスタミン薬はβ遮断薬のような機序による代表的な喘息増悪薬ではありません。

d.本問では選ばない。NSAIDs過敏喘息を誘発する代表はCOX-1阻害作用の強い薬剤で、塩基性消炎薬とは区別します。ただし個々の薬剤への過敏反応や添付文書上の制限まで一律に否定するものではありません。

e.誤り。ARBは本問で最も喘息を増悪させやすい薬剤群ではありません。ACE阻害薬に特徴的な咳とも区別します。

覚えるポイント

β遮断薬は点眼も含め喘息増悪に注意。心選択性と適応を踏まえ個別判断。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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