第113回医師国家試験 C33(2019年)
正答:a
問題
28歳の女性。挙児を希望して来院した。月経周期は30日型、持続は5日間。避妊せずに3か月経ったが妊娠しなかったため来院した。内診で子宮と卵巣とに異常を認めない。Douglas窩に異常を認めない。基礎体温は2相性である。
この時点で適切な説明はどれか。
a.「排卵日を見つけましょう」
b.「子宮卵管造影検査をします」
c.「排卵誘発薬を服用してください」
d.「あなたの染色体検査をしましょう」
e.「抗カルジオリピン抗体を検査します」
正答の理由
28歳で避妊しない期間は3か月、月経は規則的で基礎体温も2相性です。まず妊娠しやすい時期の説明と性交のタイミングを相談します。妊娠可能な期間は排卵当日だけでなく、その前の数日を含みます。一般に35歳未満では、明らかなリスクがなければ12か月を目安に不妊検査を検討しますが、症状や既往があれば早期評価を行います。
各選択肢の検討
a.正しい。排卵時期を含む妊娠しやすい期間を共有します。基礎体温だけで排卵日を正確に予測できるわけではありません。
b.卵管因子を調べる検査ですが、本例で最初に直ちに行う説明としてはタイミング指導を優先します。
c.排卵障害を積極的に示す情報がなく、直ちに排卵誘発薬を処方する根拠がありません。
d.特定の遺伝学的リスクや検査適応が提示されていません。
e.抗リン脂質抗体症候群や不育症等の評価で検討しますが、妊娠希望3か月だけを理由に行う検査ではありません。
覚えるポイント
妊娠希望の初期には、年齢・期間・排卵・既往を確認して妊娠しやすい時期を説明します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。