免疫複合体性血管炎と低補体|第113回医師国家試験C16

第113回医師国家試験 C16(2019年)

正答:b

問題

低補体血症をきたす疾患はどれか。

a.巨細胞性動脈炎

b.クリオグロブリン血症性血管炎

c.結節性多発動脈炎

d.顕微鏡的多発血管炎

e.高安動脈炎〈大動脈炎症候群〉

正答の理由

クリオグロブリン血症性血管炎は、免疫複合体による血管炎です。補体が活性化・消費され、とくにC4やCH50の低下が診断の手掛かりになります。補体が関与することと、血中補体値が必ず低下することは区別します。

各選択肢の検討

a.大型血管炎で、低補体血症を典型的な特徴とはしません。

b.正しい。免疫複合体による補体の消費が起こり、とくにC4低下が重要です。

c.主に中型動脈の壊死性血管炎で、低補体血症を代表的所見とはしません。

d.ANCA関連血管炎で、典型的には免疫沈着の乏しい血管炎です。血中補体は保たれることが多いものの、低値例もあり、正常値を必須とはしません。

e.大型血管炎であり、低補体血症を特徴とする選択肢ではありません。

覚えるポイント

免疫複合体性血管炎では補体消費を考え、とくにクリオグロブリン血症のC4低下を押さえます。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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