第113回医師国家試験 C7(2019年)
正答:c
問題
2010年(平成22年)から2016年(平成28年)までの日本の妊産婦死亡の原因別頻度を以下に示す。
①はどれか。
ただし、①〜⑤はa〜eのいずれかに該当する。
a.感染症
b.肺血栓塞栓症
c.産科危機的出血
d.心・大血管疾患
e.心肺虚脱型羊水塞栓症

正答の理由
①は円グラフで最も大きい区画です。設問と同時期の日本産婦人科医会の母体安全への提言2016では、検討した277例で産科危機的出血が23%と最も多く、①に対応します。この割合は当該期間・分類での結果であり、現在の死因順位へそのまま置き換えません。
画像の見方
①は最大の区画で、右上のおよそ4分の1弱を占めます。脳出血・脳梗塞は別の区画として示されています。
各選択肢の検討
a.誤り。この資料で感染症は7%で、最大の区画ではありません。
b.誤り。肺血栓塞栓症などの肺疾患は8%で、①には対応しません。
c.正しい。産科危機的出血は23%で、この分類では最多です。
d.誤り。心・大血管疾患は10%で、①より小さい区画です。
e.誤り。心肺虚脱型羊水塞栓症は13%です。なお子宮型の羊水塞栓症は産科危機的出血側に分類されており、羊水塞栓症全体と同義ではありません。
覚えるポイント
指定された期間と死因分類で比較する。2010〜2016年の当該図では産科危機的出血が最多。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。