水腎症を伴う尿閉とカテーテルによる排尿路確保|第113回医師国家試験B22

第113回医師国家試験 B22(2019年)

正答:e

問題

尿道カテーテル留置の目的で最も適切なのはどれか。

a.尿路感染の予防

b.介護負担の軽減

c.尿蛋白量の測定

d.患者の長期安静保持

e.水腎症を伴う慢性尿閉の治療

正答の理由

水腎症を伴う尿閉では膀胱内の尿を排出して上部尿路への圧負荷を下げ、腎障害を防ぐ必要があります。カテーテルで排尿路を確保し、尿閉の原因を評価・治療します。尿量・腎機能・電解質を観察し、長期の留置が必要かはあらためて判断します。

各選択肢の検討

a.尿道カテーテルはむしろカテーテル関連尿路感染の危険因子となります。

b.介護の都合だけを目的に留置するのは適切ではありません。

c.自排尿可能なら随時尿や蓄尿で測定でき、尿蛋白測定だけで通常留置しません。

d.不安定な脊椎損傷など個別の適応はありますが、単なる長期安静の保持を目的に留置するものではありません。

e.正しい。尿閉による水腎症では、尿路の減圧と腎機能保護のため排尿路を確保します。

覚えるポイント

尿道カテーテルは明確な適応で必要最短期間。介護の代替や感染予防目的では使わない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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