第113回医師国家試験 B17(2019年)
正答:d
問題
発熱患者で菌血症の存在を最も示唆するのはどれか。
a.悪心
b.頭痛
c.関節痛
d.悪寒戦慄
e.リンパ節腫脹
正答の理由
悪寒戦慄は、寒気に加えて全身が震える症状で、菌血症を疑う重要な手掛かりです。認めた場合は感染源や全身状態を評価し、必要な血液培養を採取します。ただし特異的な確定所見ではなく、悪寒戦慄がなくても菌血症は否定できません。
各選択肢の検討
a.感染症以外でも多くみられる非特異的な症状です。
b.髄膜炎などを疑う場合もありますが、菌血症一般を最も示唆する症状としては悪寒戦慄が適切です。
c.様々な感染症や炎症性疾患でみられ、菌血症に特異的ではありません。
d.正しい。発熱と全身の震えは菌血症を考慮するきっかけになります。
e.局所感染、ウイルス感染、血液疾患などでもみられ、菌血症を最も示唆する所見ではありません。
覚えるポイント
悪寒戦慄があれば菌血症を疑う。なければ除外できるわけではない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。