病理組織診断に向けた迅速なホルマリン固定|第113回医師国家試験B15

第113回医師国家試験 B15(2019年)

正答:e

問題

内視鏡下生検により採取された検体でH-E染色による病理組織診断を行うために、検体を直ちに浸すのはどれか。

a.蒸留水

b.重曹水

c.酢酸溶液

d.パラフィン

e.ホルマリン溶液

正答の理由

通常のH-E染色用の生検組織は、採取後速やかにホルマリン溶液で固定し、自己融解や形態変化を抑えます。その後、脱水・透徹・パラフィン包埋・薄切などを経て染色します。培養や特殊検査用など、目的によっては別の取扱いが必要です。

各選択肢の検討

a.組織固定液ではなく、通常の病理組織検体を保存する目的では使用しません。

b.通常のH-E組織標本に用いる標準的な固定液ではありません。

c.単独の酢酸溶液を、採取直後の通常の組織固定に用いるものではありません。

d.固定・脱水などの後に組織を包埋する材料です。採取直後に浸す液ではありません。

e.正しい。通常は施設の手順に従い、適切なホルマリン固定液へ速やかに入れます。

覚えるポイント

H-E用の通常生検は迅速にホルマリン固定し、その後パラフィン包埋する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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