出生30分の正期産児で低い酸素飽和度|第113回医師国家試験B10

第113回医師国家試験 B10(2019年)

正答:e

問題

出生後30分を経過した在胎40週の新生児で異常を疑う所見はどれか。

a.直腸温37.1 ℃

b.心拍数120/分

c.収縮期血圧60 mmHg

d.呼吸数44/分

e.SpO2 85 %(room air)

正答の理由

出生直後は酸素飽和度が低くても、肺呼吸への移行に伴って上昇します。出生後30分の正期産児でSpO2が85 %にとどまる場合は、測定状態を確認しつつ低酸素血症を評価します。出生後数分の移行期の値を、そのまま30分時点の正常値として扱わないことがポイントです。

各選択肢の検討

a.この体温だけから異常とは判断しません。保温状態と測定方法も合わせて確認します。

b.新生児で許容される心拍数です。この数値だけでは異常を示しません。

c.新生児では成人より血圧が低く、この収縮期血圧だけから低血圧とは判断しません。

d.新生児は成人より呼吸数が多く、44/分は異常を疑う値ではありません。

e.正しい。30分時点での低値は、呼吸障害、循環の問題や測定不良などを確認する必要があります。

覚えるポイント

新生児のSpO2は出生からの経過時間を含めて判断する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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