妊娠初期の乾癬に対する外用治療|第113回医師国家試験A8

第113回医師国家試験 A8(2019年)

正答:e

問題

妊娠10週の尋常性乾癬患者に対する治療法で最も適切なのはどれか。

a.内服PUVA療法

b.生物学的製剤注射

c.ビタミンA誘導体内服

d.活性型ビタミンD3外用

e.副腎皮質ステロイド外用

正答の理由

妊娠中に乾癬の薬物治療が必要な場合、まず局所治療を検討します。副腎皮質ステロイド外用は、必要な部位に適切な強さ・量・期間で使用でき、本問では最も適切です。強力な製剤の広範囲・長期使用を無条件に勧めるものではありません。

各選択肢の検討

a.経口ソラレンを併用するPUVAは妊娠中の第一選択ではありません。必要時の紫外線治療は、ソラレンを用いないUVBなどを検討します。

b.重症度や薬剤によっては妊娠中も検討されますが、本問の情報からまず選ぶ局所治療ではありません。「すべての生物学的製剤が絶対禁忌」とはしません。

c.催奇形性が問題となるため妊娠中に使用しません。

d.局所使用の安全性は製剤・使用量などを踏まえ個別に判断します。本問では妊娠中の使用経験のあるステロイド外用を優先します。

e.正しい。必要最小限の強さと量を選び、皮疹の範囲に応じて使用します。

覚えるポイント

妊娠中の乾癬では局所治療を基本に、薬剤と使用量を個別に選ぶ。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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