EGFRチロシンキナーゼ阻害薬の皮膚障害|第113回医師国家試験A4

第113回医師国家試験 A4(2019年)

正答:b

問題

EGFR遺伝子変異陽性、遠隔転移を有する進行肺腺癌に対する初回治療で、分子標的薬(チロシンキナーゼ阻害薬)の副作用として頻度が高いのはどれか。

a.貧血

b.皮膚障害

c.1型糖尿病

d.好中球減少

e.血小板減少

正答の理由

EGFRは正常な皮膚にも発現しているため、EGFR阻害薬ではざ瘡様皮疹、皮膚乾燥、爪囲炎などの皮膚障害がよくみられます。副作用の種類や頻度は薬剤によって異なりますが、本問ではbが代表的です。

各選択肢の検討

a.起こる可能性はありますが、EGFR阻害薬の代表的な高頻度毒性としては皮膚障害が適切です。

b.正しい。皮疹・乾燥・爪囲炎などを確認し、早期から対策します。

c.免疫チェックポイント阻害薬で注意する免疫関連有害事象の一つです。EGFR阻害薬の代表的な高頻度副作用ではありません。

d.殺細胞性抗癌薬の骨髄抑制で特に問題となります。本問の薬剤群を特徴づけるのは皮膚障害です。

e.薬剤性に起こり得ますが、EGFR阻害薬の典型的な高頻度副作用として選ぶ項目ではありません。

覚えるポイント

EGFR阻害薬では、ざ瘡様皮疹・乾燥・爪囲炎を考える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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