第113回医師国家試験 A2(2019年)
正答:c
問題
筋強直性ジストロフィーでみられるのはどれか。
a.緑内障
b.腎不全
c.嚥下障害
d.甲状腺機能亢進症
e.高ガンマグロブリン血症
正答の理由
筋強直性ジストロフィーは筋強直や筋力低下だけでなく、白内障、心伝導障害、耐糖能異常、消化管症状などを伴う全身性疾患です。咽頭筋などの機能障害により嚥下障害を生じ、誤嚥にも注意します。
各選択肢の検討
a.代表的な眼合併症は白内障であり、緑内障を特徴とする疾患ではありません。
b.腎不全は本疾患に特徴的な合併症ではありません。
c.正しい。口腔・咽頭筋などの障害で飲み込みに支障が出ます。
d.代表的な内分泌異常はインスリン抵抗性・耐糖能異常などです。甲状腺機能亢進症が本問の特徴的合併症ではありません。
e.むしろ低IgG血症を伴うことがあり、高ガンマグロブリン血症は典型的ではありません。
覚えるポイント
筋強直性ジストロフィーは嚥下・呼吸・心臓・眼・内分泌も評価する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第113回医師国家試験問題および正答
- GeneReviews・Myotonic Dystrophy Type 1(消化管・眼合併症)
- 難病情報センター・筋ジストロフィー(病型別合併症)
- El-Wahshほか:筋強直性ジストロフィー1型の低IgG血症(2024年原著抄録)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。