重症複合免疫不全症|第112回医師国家試験F21

第112回医師国家試験 F21(2018年)

正答:b

問題

T細胞系、B細胞系がともに障害される原発性免疫不全症はどれか。

a.慢性肉芽腫症

b.重症複合免疫不全症

c.無ガンマグロブリン血症

d.Chédiak-Higashi症候群

e.DiGeorge症候群

正答の理由

重症複合免疫不全症(SCID)では、T細胞性免疫とB細胞による抗体応答の両方が重く障害されます。病型によってB細胞数が残る場合もあるため、「両方の細胞数が必ず減少する」とは限りません。

各選択肢の検討

a.主に食細胞の活性酸素産生・殺菌機能の障害です。

b.正しい。細胞性免疫と液性免疫の複合的な障害です。

c.主にB細胞の分化・抗体産生の障害です。

d.細胞内の顆粒・リソソーム輸送異常による疾患で、食細胞やNK細胞の機能障害が中心です。

e.胸腺低形成によるT細胞系の障害が中心です。重症度や合併症は病型で異なります。

覚えるポイント

SCIDのcombinedはT細胞応答とB細胞応答の双方の障害。B細胞数の有無だけでは除外しません。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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