転移性肝腫瘍の原発部位と予後|第112回医師国家試験F2

第112回医師国家試験 F2(2018年)

正答:e

問題

原発巣切除後に再発した転移性肝腫瘍について、最も良好な予後が期待できるのはどれか。

a.食道癌

b.胃癌

c.胆囊癌

d.膵癌

e.大腸癌

正答の理由

大腸癌の肝転移では、肝外病変や残肝機能などを評価し、完全切除が可能な患者では長期生存が期待できます。このため、提示された原発癌の中では大腸癌を選びます。肝転移があれば全員が切除できるという意味ではなく、病変の分布や全身状態に応じた判断が必要です。

各選択肢の検討

a.本問では選びません。食道癌の肝転移再発は全身病としての治療が中心で、大腸癌肝転移ほど切除による長期成績が確立していません。

b.本問では選びません。胃癌肝転移への局所治療を検討する例はありますが、一般的に大腸癌肝転移と同等の予後を期待する組合せではありません。

c.本問では選びません。胆囊癌の肝転移再発は進行病変として評価し、大腸癌肝転移のような切除成績とは区別します。

d.本問では選びません。膵癌の肝転移再発は予後不良で、通常は薬物療法などの全身治療が中心です。

e.正しい。切除可能な大腸癌肝転移では、完全切除後の長期生存が期待できます。

覚えるポイント

転移性肝癌では、原発癌の種類と切除可能性を合わせて予後を考える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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