診療ガイドラインと個別の意思決定|第112回医師国家試験E24

第112回医師国家試験 E24(2018年)

正答:e

問題

診療ガイドラインについて正しいのはどれか。

a.症例報告を新たに集積して作成される。

b.併存疾患が多い患者ほど推奨を適用しやすい。

c.推奨と異なる治療を行うと患者に危険が及ぶ。

d.当該疾患の患者全員に同一の推奨を適用できる。

e.患者と医療者の意思決定の材料の一つとして利用する。

正答の理由

診療ガイドラインはエビデンスを評価し、利益と害のバランスを考慮した推奨を示して意思決定を支援するものです。患者の病状、併存疾患、価値観・希望などと合わせて用います。全員を同じ方法で治療するための絶対的な命令ではありません。

各選択肢の検討

a.システマティックレビュー等で既存のエビデンス全体を評価します。症例報告の新規集積だけではありません。

b.併存疾患や多剤使用が多いと、推奨の適用可能性や害を慎重に検討する必要があります。

c.患者の条件に応じ、推奨と異なる選択が適切な場合もあります。

d.適用対象・条件を確認し、個別に判断します。

e.正しい。情報共有と患者・医療者の合意に基づく選択を助けます。

覚えるポイント

ガイドラインはエビデンスと患者の希望を統合する意思決定の支援資料。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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