妊娠悪阻と静脈血栓症|第112回医師国家試験E23

第112回医師国家試験 E23(2018年)

正答:a

問題

妊娠中の深部静脈血栓症の原因として最も注意すべきなのはどれか。

a.妊娠悪阻

b.過期妊娠

c.妊娠糖尿病

d.羊水過少症

e.血液型不適合妊娠

正答の理由

妊娠中はもともと静脈血栓塞栓症のリスクが上昇します。妊娠悪阻では嘔吐・摂取不良による脱水と、活動低下による静脈うっ滞が重なり、さらにリスクが高まります。選択肢では妊娠悪阻に最も注意します。

各選択肢の検討

a.正しい。脱水・活動低下が血栓形成を助長します。

b.過期という時期だけで、悪阻による脱水ほど直接的な追加因子にはなりません。

c.血栓リスクは肥満や合併症も含め総合評価しますが、本問では脱水を起こす悪阻が最適です。

d.羊水量の減少は母体の血管内脱水と同義ではありません。

e.胎児・新生児の溶血等に関わり、母体深部静脈血栓の代表的原因ではありません。

覚えるポイント

妊娠の凝固亢進に、悪阻の脱水・不動が加わるとVTEリスクが増す。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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