後腹膜線維症による腎後性無尿|第112回医師国家試験E17

第112回医師国家試験 E17(2018年)

正答:c

問題

腎後性無尿の原因になるのはどれか。

a.熱傷

b.ショック

c.後腹膜線維症

d.急性尿細管壊死

e.ネフローゼ症候群

正答の理由

後腹膜線維症では線維性組織が尿管を圧迫し、尿の流出を妨げます。両側尿管が高度に閉塞した場合などに腎後性腎障害・無尿を生じます。片側だけの閉塞で、反対側の腎機能が正常なら通常は完全な無尿にはなりません。

各選択肢の検討

a.体液喪失による腎血流低下や尿細管障害を来し得ますが、尿路閉塞そのものではありません。

b.腎灌流低下による腎前性、遷延すれば腎性の障害を考えます。

c.正しい。尿管の圧迫・閉塞により腎後性無尿を来し得ます。

d.腎実質の尿細管障害で、腎性の原因です。

e.腎糸球体疾患が背景であり、尿路閉塞の原因ではありません。

覚えるポイント

腎後性は尿の通り道の閉塞。両側尿管閉塞などで無尿となる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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