第112回医師国家試験 E13(2018年)
正答:e
問題
関節リウマチの診断において最も有用なのはどれか。
a.発熱
b.冷感
c.皮疹
d.しびれ
e.関節腫脹
正答の理由
関節リウマチの中心は関節の滑膜炎であり、診察で関節の腫脹を確認することが重要です。発熱や神経症状などを伴うことはありますが、この中では関節腫脹が最も有用です。腫脹だけで確定するのではなく、分布や持続、圧痛、自己抗体・炎症反応、他疾患の除外を合わせて判断します。
各選択肢の検討
a.本問では選びません。全身炎症に伴ってみられますが、感染症等でも生じる非特異的な所見です。
b.本問では選びません。末梢循環等の評価は必要ですが、滑膜炎を直接示す所見ではありません。
c.本問では選びません。他の膠原病、乾癬等の鑑別にも関わりますが、RA診断の中心所見ではありません。
d.本問では選びません。手根管症候群等を合併すれば生じ得ますが、関節腫脹より直接的ではありません。
e.正しい。滑膜炎による軟らかい関節の腫脹を確認します。骨性の肥大や外傷等の腫れとは区別します。
覚えるポイント
関節リウマチでは滑膜炎を捉える。関節腫脹の部位・分布・持続を評価する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。