僧帽弁逆流の原因と大動脈瘤|第112回医師国家試験D9

第112回医師国家試験 D9(2018年)

正答:c

問題

僧帽弁閉鎖不全症の原因になりにくいのはどれか。

a.急性心筋梗塞

b.拡張型心筋症

c.上行大動脈瘤

d.感染性心内膜炎

e.僧帽弁の粘液変性

正答の理由

僧帽弁逆流は弁尖・腱索の異常のほか、乳頭筋障害や左室拡大によっても生じます。上行大動脈瘤では、大動脈基部が拡大した場合の大動脈弁逆流が典型的で、僧帽弁閉鎖不全の直接原因としては他の選択肢より考えにくいものです。

各選択肢の検討

a.誤り。心筋梗塞による乳頭筋虚血・断裂などで急性僧帽弁逆流を起こします。

b.誤り。左室拡大や乳頭筋の偏位により二次性僧帽弁逆流を生じます。

c.正しい。上行・基部大動脈の拡大で問題となるのは主に大動脈弁逆流です。僧帽弁逆流の併存を全否定する意味ではありません。

d.誤り。弁尖の破壊や腱索断裂等で僧帽弁逆流を起こします。

e.誤り。粘液変性は弁逸脱や腱索断裂の原因となり、逆流を生じます。

覚えるポイント

僧帽弁逆流は弁・腱索・乳頭筋・左室の異常で生じる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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